自動車分解整備業
自動車の日常点検で不良箇所が見つかったり、定期点検整備をするとき、自動車の
分解整備を行なう必要があり、分解整備にはきわめて高度な技術が必要です。
自動車の分解整備には自動車の安全性の確保、公害の防止、環境の保全が
図られるという重要性から、自動車の分解整備を行う人には、一定の基準に達するよう、
道路運送車両法に「認証」という制度が定められています。
「認証」とは、事業を経営しようとする人が一定の要件を備え、自動車の分解整備に
関する技術水準が適正であると思われた場合に、地方運輸局長が自動車の
分解整備を行うことを承認するものです。
要件
・ 分解整備事業を行なう従業員が2名以上
・ 整備士資格者が1名以上
(従業員の人数に応じて整備士資格者の条件が増えます)
・ 作業場面積
(面積に応じて整備できる車両の大きさが変わります)
・ 設備・工具
(整備する内容により必要な設備・工具が変わります)
事前確認
① 整備工場所在地の地目、都市計画、整備工場建物の建築基準などの確認
② 整備士資格者確認
③ 設備・工具確認
④ 工場面積の確認
⑤ 図面作成
⑥ 自動車分解整備事業認証申請書作成
※ 申請にあたり整備工場の所在地に関する各種法律や条例がポイントになって
きますので、十分な調査が必要になります。
必要書類
① 自動車分解整備事業認証申請書
② 配置図面(実測により作成します)
③ 設備・工具一覧
④ 登記簿謄本、または住民票
⑤ 従業員台帳(要証明写真)
⑥ 整備手帳等の写し
⑦ 建築確認済証(運輸支局により異なる)
⑧ 当該工場の使用権限を証する書面(賃貸約契約書、登記簿謄本など)
参考: